小林一茶の句ですが、ハンノキに限らず雄花序を垂らす木々は沢山あります。オニグルミもその一つです。一茶ではないですがとても花には見えません。毛虫が沢山ぶら下がっているようです。雄花が集っているのです、雌花は雌花序と言います。しかし小林一茶もあるいは歌人はどなたもそうでしょうが、観察力が素晴らしいですね。画像はオニグルミの雄花序ですが、野鳥はニューナイスズメです。ニューナイスズメは別名山スズメと言い渡り鳥です。家スズメは頬が黒くなっています。今度よく観察してみて下さい。 ふくずみより
月別: 2007年5月
大松山の朝焼け
昨夜は遅かったが、2時半に起床でき、懐中電灯を照らして大松山に登った。眼下に広がる雲海に、赤く染まった朝焼けが映る光景を撮るためである。登ったと言っても車から降りてから5分も歩かない。2:55山頂ではまさに星が降る世界であった。星座はほとんど分からず北斗七星くらいだった。しかし、満天の星の中、東から西に架けて壮大な天の川が横たわっていた。月はなかった。真っ暗闇の中ホトトギスが盛んに鳴いている。3:19短い流れ星。3:26東の空に変化が出てきた。白らじんいる。眼下の棚田が明かりで白く浮かび幻想的だ。懐中電灯を照らしてメモを取る手に、漸く熱いコーヒー持ちすする。
3:44足元が分かるようになった。いつの間にか星が西の空に一つだけになった。3:53眼下には棚田が広がり、渋海川方面に雲海が広がるが、小規模だ。左側には黒姫山、右方面には魚沼連山が浮かぶ。空は赤く染まらないが、開放で60秒写す、一枚目だ。浦田方面からフクロウだろうか、ボーッボーッと聞こえる。
4:00ちょうどキビタキが鳴き始め、暫くするとヤマドリのホロウチも聞こえてくる。4:10には各方面や眼下から野鳥のさえずりが盛んに聞こえてくる。朝焼けはまだだ。4:16浦田方面からやはりフクロウの声。4:22朝焼けが始まった。東の空に横縞模様の雲がかかっている、きれいな朝焼けが期待できる。近くの雑木でメジロが賑やかだ。ホロウチも聞こえる。
4:35大巌寺高原方面からカッコウの声が聞こえてきた。結局制限時間の4:45までには朝焼けはなく、先ほどの縞模様の雲が赤く染まっただけで陽が昇る事はなかった、雲で遮られているのである。帰り支度を急いでいるところに、ホオジロが垂れ下がる藤に止まってさえずっている。これは撮らなくちゃと、見る限りでは最高のロケーションだが。帰り車中で雲の上から陽が昇ったが、ぼんやりとしていた。
山の森のホテル ふくずみ
コカリナ演奏
マリンバの夕べ
美味しいシリーズVol.4「ワラビ」
越道川の遊歩道
近年遊歩道整備が進み結構な長さになった。その一部をご紹介しよう。松之山には三本の川が流れていて、その一本の越道川沿いに続く遊歩道である。温泉駐車場から300メーター下流から右手に下りて行く。下り坂の途中では白糸の滝を見ることが出来る。今白い花が咲いていた、ムシカリだろうか。急な流れを緩やかにするためのえん堤が各所に築かれて、青く澄んだたまりになっている。この辺にヤマユリの大きな群落があると聞いていたが気が付かなかった。鷹が出現した、ノスリらしい、翼の下に黒い影が見えた。
また滝が見える、丸々とした滝だ。暫く平らな遊歩道が続く。
少し狭くなった川の淵からオシドリが飛び立った、4羽だ。これからは急な上り坂である。
上りきったところに山藤がきれいに咲いていたのでカメラに収めたら、ナナカマド、ウワミズザクラ、タニウツギも咲き始めていた。こりゃ感動だ。少しするとメタセコイヤの大木の前を通り湯山に達する。ここから湯峠まではまだまだ先である。
(道路情報、奥志賀林道が6月1日開通。切明までは行けます。栄村役場)
ふくずみでした
薬師堂参道付近工事中
アカショウビンが渡って来た
リスが現る
美人林の片隅でチゴユリの群落をカメラに収めて帰ろうとすると、リスがすばやい動きで杉の木を行き来していた。あわてて車のガラス越しにシャッターを切った。鳥でもピントを合わせてからシャッターを切るのではなく、とりあえず一二枚は切るが鉄則。と言うわけでとりあえず何枚か切った。ピントを合わせている暇がない、動きが早くて。カメラで追っかけている方が目が回る。心のこもった良いお話の後でこんなので良いかしらと思いながら投稿します。鉄則として、野鳥は拾わない事です、必ず親が見守っていますから。と言ってもすぐ近くに獲物を狙っている動物がいると、そうもいかないですが。やっぱり優しい方がいいですね。「これからは名を名乗らせて頂きます、どなたが投稿したのか顔が分からないと変なんで、ふくずみ」
田舎の論理と都会の論理
続いて、山菜ネタ。
タイトルだけは難しくなっていますが、シンプルな話です。
ある農家の方からお話いただきました。要するに、外部からの方が山菜採りにきて、自分の田んぼの畔にある栽培している山菜を採っていたので注意を促すと、その方は「松之山温泉に宿泊しているのに、そのような事を言われて気分が悪い」のような事おっしゃっていかれたそうです。
近頃、モラルやマナーに疑問の方もいらっしゃるのも事実です。
田舎と都会の考え方や様式が違うのも当たり前です。どちらがどうだという事でもありません。ただ、この先ずっと孫・子の代まで素晴らしい松之山の自然を色々な方から楽しんでいただくには、われわれ地元人がしっかりした考えを持って、楽しみ方のルールを教えていかなければいけないのではと思っております。大きな話になるかもしれませんが地球の環境を守るためのルールかもしれません。
住んでいる人間がよければOK。金を払っているからOK。もみんな違いますよね。
色々な立場の方々とゆっくりと議論できる機会がほしいですね。
組合長 柳