松之山温泉合同会社まんま

奇祭 むこ投げ・すみ塗りまつり

むこ投げ ~雪のクッションとお嫁さんの愛で投げても安心♪~

前の年に結婚したお婿さんを、薬師堂前の崖(高さ5メートル以上!)の上から、豪快に投げ落とす300年ほど前から伝わる小正月行事です。

なんとも荒っぽい行事ですが、雪がクッションとなり(さすが豪雪地!)けがをすることはありません。また崖下でお嫁さんがお婿さんをやさしく迎えてくれるので、夫婦の絆が深まるのだとか…♪

由来

松之山温泉湯本近くの天水越(あまみずこし)集落に、300年ほど前から伝わる小正月行事で、前の年に、この集落からお嫁さんをもらった、他の集落のお婿さんが、お嫁さんと『ヤブ入り』に初泊まりに来ると、この洗礼を受けたそうです。これは、お嫁さんを追い出すなど粗末な扱いを禁じた風習ともいわれ、また、略奪結婚の名残で、よそ者に集落の娘をとられた青年たちの腹いせが残ったものとも言われています。

すみ塗り ~普通の「どんど焼き」では終わらない…~

お正月に飾られた門松や神棚の古札・書き初め等を持ち寄り、雑木と稲わらで高い塔を作り火をつけ、繁栄と無病息災を祈る。日本各地でも行なわれている「どんど焼き」とも言われる小正月の行事です。

しかし、ここからが松之山オリジナルの奇祭「すみ塗り」。

火が燃え尽きるころ、その灰と雪を混ぜ合わせた「すみ」を作り、「すみ塗りはじめ!」の声掛けから一斉に「すみ塗り」スタート!だれかれ構わず「おめでとう~」と言いながら、お互いの顔に「すみ」を塗りあいます。

誰なのか、すぐには見分けられないほど「すみ」を塗られますが、みんな笑顔。その笑顔が、きっと普通の「どんど焼き」より効果があるんでしょうね~♪

松之山温泉の湯本に、600年ほど前から伝わる小正月行事です。

どなたでもご参加頂けますので、汚れてもいい格好でご参加ください。ストレス解消!スッキリしますよ~♪

~松之山温泉ストーリーズ~むこ投げ・すみ塗りまつりの歴史|地域の伝統を受け継ぐ人びと

開催日時 毎年1月15日 14:00~16:00
開催場所 松之山温泉 薬師堂とその付近